おに魂

なんというか、本当に終わってしまったんだな、いよいよこの日が来てしまったんだな、何かが心の中で燃えつきたっていう感じ。もちろん、The魂も楽しみではあるし聴くつもりではあるけど、鬼ちゃんときっくんの声が聴けなくなる、おに魂というブランドが消えたというのは、仕方のないことかもしれないけど、やっぱり残念に感じる。その一方で、また来週の月曜の20時に「おに魂」が始まってその次の日は鬼菊の名コンビがまた喋るんだろうな、という感じがまだ心の中に残っている。未だに実感がないというか、なんかもう衝撃的すぎて現実を受け止めてない気がする。さよならを振り向くな、追いかけてもしょうがない、と分かりつつも、思い出は今いる場所に置いて行こうとしても、やっぱりおに魂終了を簡単には受け入れられない。
だけど、おに魂としての最終回。今までの人生の中で一番「おに魂らしい」と感じだ瞬間でもあったな。玉川さんの声も初めて聞けたし。おに魂らしい最終回で本当に感激した。




大人気FMラジオ局のNACK5で毎週月曜から木曜の夜8時から11時まで3時間の生放送で放送していた「The nutty radio show おに魂」という番組。
パーソナリティーは順に
月…ハッピーだんばらさん、齊藤優里さん(乃木坂46)
火…バカボン鬼塚さん、かかしのきっくん
水…古坂大魔王さん、夏江紘実さん
木…藤井ペイジさん(飛石連休)、岡田サリオさん
バカボン鬼塚さんがご家庭の事情で、生活基盤を静岡に移すことになり、おに魂卒業、あわせてきっくんがディレクターに専念しパーソナリティーとしては卒業。そのため、残りのパーソナリティーとスタッフで同一曜日、同一時間帯で新番組に切り替えることになった。




思い返せば、私がおに魂を聞き始めたのは、今から4年近く前のことだった。高2の1学期の半ば、2013年の6月頃だっただろうか。今思うと、ハルジオンが咲く頃だったか。聞き始めるきっかけは高校の同級生からのすすめだった。(聞き始める決心のきっかけは理屈ではなくていつだってこの胸の衝動から始まったわけではない)
かねてより、身の回りにおに魂リスナーが複数人いて、よく会話の中でおに魂の話題が出てきたのだが、当時の私にはラジオなんて全く興味なく、よく話題にあがるほど面白い番組があるんだな、くらいにしか思わなかった(いや興味が無さすぎてそれすらも思ってなかったかもしれない)。幾度となく、おに魂をすすめられていたのだが、如何せんラジオに興味がなかった当時の私は聴こうとはしなかった。
しかしながら、おに魂との出会いの日は違った。その日もおに魂を友人からすすめられていたのだが、その日はいつも以上に強くすすめられた。何でも貴重な回とのことで。実は当時、木曜担当だった小林アナが乳ガンの療養のため、その間は他の曜日のパーソナリティーが交代で木曜を担当していた時期だった。そして私が初めてこの番組に出会ったその日、木曜に来るのは鬼ちゃん。鬼ちゃんとペイジさんという、今思うと相当貴重なコンビでの回だった。(当然ながら、当時の私にはそれがどんだけ貴重な回か分かるわけもなく、その友人がなんでそこまで熱心にすすめたのか理解できたのは大分後のことであった。)
さらにはその頃、西武鉄道6155FがNACK5とコラボして「西武鉄道創立100周年×NACK5開局25周年」の周年コラボしたラッピング電車の運行を始めた頃でもあった。恥ずかしながら、これで私はNACK5というラジオ局の存在を知り、大好きな西武鉄道の車体広告になったラジオ局のラジオを聴いてみるかと思い立ったのであった。そしてその日は確か中間テストの最終日か何かで開放感もあったこと、そして友人のいつも以上の強い勧めもあり、聴くに至ったのであった。それと同時に当時、ラジオに興味なく無知すぎた私、スマホでもラジオが、それも携帯の電波さえ入れればクリアに雑音も入らずに聴けることを初めて知った。ラジオってだいぶ身近なものなんだなと感じた時であった。
かくして、私はおに魂に出会った。確かに腹を抱えて笑った記憶がある。テレビだけでなく、ラジオもこんなに面白いんだなと実感した。しかしながらそれでも私は毎週聴こうとまでは思わなかったのであったが、後日、おに魂を聴いたことを別の友人に話した。そしたら火曜も面白いと言われ、鬼ちゃんきっくんの名コンビの曜日を聴いた。これまた面白かった。そして他の曜日も聞き始め、かくして私は二人の友人のお陰で立派なおに魂ベビーリスナーとなったのであった。

それ以来、おに魂を聴くのが日常となった。雨の日も風の日も雪の日も、いつも笑いの絶えない放送で楽しませてくれた。
今でも鮮明に覚えてる。高校生の頃、前日の放送を話題にみんなで話した日。初めて自分が投稿したメッセージが読まれて感激した日。初めておに魂シールが家に届いた日。初めて自分の投稿に「おに魂シールドォーン!」とされるのを聴いた日。今使ってるラジオネームを初めて呼んでくれた日。高3になり受験生となってからは勉強しながら聴くようになった毎日(ちょうど夜の8時からで一日の最後の踏ん張りで机に向かう気力がない時間帯だったけど、おに魂のお陰で机に向かうことができたと言っても過言ではない)。現役で受験に失敗し浪人が決まった時も、おに魂が慰めてくれた。
浪人時代は毎日、朝から晩まで勉強漬けの日々。おに魂を唯一の楽しみに毎日が生きていけた。毎日の、ささやかな唯一の息抜きが番組への投稿。自分のメールが読まれてみんなが笑ってるのを聴く時ほど嬉しいことはなかった。自分のメールでパーソナリティーの方々がいじってくれたり、ボケにおもいっきり突っ込んでくれたりしてくれるのも嬉しかった。辛い毎日の中での支えとしてもおに魂であった。(こう考えるとパーソナリティーをいじるメールを送るのがストレス発散という、なんともまあ自分でも気が引くほどの悪い人間性だこと苦笑)
そして、そんなおに魂のお陰と言って過言ではなく、模試の成績はひたすら上がったものの志望順位は下の大学になりつつも晴れて大学生になれた。今やってる早朝のバイトを始めてからは、早く寝るためにお風呂や身支度などに追われ、さらには知人とラインやライン電話をやってたりして、ゆっくりリアルタイムで聴くことが少なくなってしまった。しかしながらバイトを始めた頃と時を同じくして、radikoにタイムフリー機能なる便利すぎる機能が出来た。しかもこれの聴取制限時間がおに魂の放送と同じ3時間ときた。こんな便利な環境に囲まれて、おに魂を聴き続けて今日まで来た。

私の人生のそばにいつもおに魂があった。嬉しいことがあった日、辛いことや悲しいことがあった日、どんな日もおに魂を聴いたら元気が出た。何があっても、いつも楽しませてくれた。最終回で東日本大震災の被災者の方からの感謝のメールにもあったし、こんなやっぱりそれが、おに魂の良さであり、おに魂の力なんだなと思う。それだけ、おに魂には助けられたしお世話になったんだなと改めて感じる。
それまで「田舎に泊まろう」なんて見てもなんとも思わなかったのに、鬼ちゃんがナレーションをしている番組やCMをたまたまテレビで見たりすると「あっ、鬼ちゃんの声だ!」と感激するようになるほどだった。そんな鬼ちゃん繋がりで「Hits the town!」を聴き始めた。それもきっかけの一つだったであろうか、これ以外にもNACK5の番組を聞き始めた。一方でゆったん繋がりで、乃木坂というものを知った。これまで東京メトロ千代田線の赤坂と表参道の間にある駅としか認識していなかった頃の私を思い出すと、自分で自分が嫌になる。
なんか、おに魂が自分の知らなかった世界へ連れてきて貰えた気がする。なんと言っても一番大きな変化が、私をラジオ大好き人間にさせてくれたことだろう。先述の通り、それまで私はラジオなんて全く興味ない人間だった。もしあの時、おに魂を聞き始めなければ、今、ラジオを聴くことは殆どない生活を送ってたであろう(今でも昔でもラジオと言ってもNACK5限定だが)。私をラジオの虜にさせ、NACK5という最高のラジオ局に出会わせてくれたのは紛れもなく、おに魂であろう。おに魂との出逢いが人生すらも変えてくれたと言っても過言ではないだろう。

そんな番組が終わってしまうというのだから、やっぱりなにか心に大きな穴が空くんだろうな。14年の歴史のうち、たった4年かそこらしか聴いていない、一人のリスナーである私が偉そうに言うことではないが。だけど一方で、4年も聴いていたのかと考えると自分でも驚く。途中でよく飽きなかったな、他の局に浮気しなかったなと。勝手な予想だけど、やはりそこにはおに魂の、NACK5の素晴らしすぎる魅力があって、いつまでも聴き続けるようにさせるんだろうか。
私が聞き始めた時ですら丁度番組開始10周年の時であり、14年も続いたんだから、かなり人気番組だったんだろうな。考えてみれば、番組が始まったのが2003年、その当時、私はまだ小学校に入学した年だった。なのに今では大学生になったのだから(それでも1浪してるのでストレートに行くより1年遅いのに)、いかに長い期間続いたのかよく分かる。もし「鬼ちゃんのご家庭の事情」がなければ今後もずっと続いていたんだろうな。思えばこの前の9月で鬼ちゃんが月曜を降板し火曜だけになったのも、ヒッツザタウンが3時間になってしまったのも、そのような事情によるものだったんだろうか、その時からおに魂終了への歩みは始まっていたんだろうな。まあ、それも予想にすぎず、家庭の事情という名の局の方針って可能性も完全に否定することもできないけど(理由がどうあれ今は現実を受け止めないと…)。たとえどんな人気番組でもいつかは終わりが来るんだから…。
それでも、おに魂の埼玉県民への日本国民への浸透は半端なかったのではないかと思う(元からNACK5はFM局にも関わらず可聴エリアが広く関東のほぼ全域で聴くことができ、実際、おに魂ではラジオネームだけだが、ファンキーフライデーみたいに「(どこどこ)の~さん」と、お便りにを読まれたリスナーの都道府県とかまでいう番組を聴いてると、埼玉県以外の多さに驚く。このことはおに魂でも同じで、超放課後クイズやその全身のピッチピチクイズなどでも関東地方以外の所からの出場者も多かったのであえて日本国民とした)。
現に私も、高校時代に身の回りにおに魂リスナーが沢山いて、おに魂リスナーになったように、とにかく人気番組っていう印象は前からあった。通っていた予備校が池袋にあり、土地柄、友達の多くが埼玉在住であった。そういったこともあり、おに魂の知名度の高さには驚いた。埼玉県民なのにJ-WAVEリスナー(その人は志木在住だったのだが、部屋の位置的に系列局のFM群馬の方がなぜか電波が入りやすく、FM群馬で聴いていたらしい)という裏切り者だったのだが(言い方悪い←)、そんな人ですら「何聴いてるの?」と聴かれて「おに魂とか」って答えたら普通に「知ってる」って返答が返ってきたっけ。ともかく、おに魂は知らない方がおかしいんではないかと思い始めてた。今通ってる大学で、世間一般で言う、いわゆる教養科目で社会科のような科目を取ってた。その先生はただ淡々と授業を進めてる上、テストも持ち込み可な上に簡単なので大抵は授業を聴かずにレポートなり自習してる人が大半なのだが、たまに雑談を入れてくることがあるような感じ。ある時は同じ大学の、批判ばかりするような授業を批判することもあったが、まさか衝撃的なことにある時、おに魂の話題をぶっこんできた。なぜおに魂の話題になったのかは、授業を聞いていなかったので分からなかったが(苦笑)、まさか大学教授までもが聴いていたとは…。(恐らく授業の流れ的にマスメディアというワードがあったので、そこから発展したのだと思うが)まさか「あの、NACK5ってラジオ局あるじゃないですか~」って話を聞いた瞬間、「えっ」となったが、まさか「その中でおに魂っていう番組が…」って話になり、「おに魂シールドーンっていう番組」って、まさかその先生の口から「おに魂シールドーン」と言うとは…。その先生を見る目が180°変わった(笑)。

ともかく身のまわりに、おに魂リスナーさんが沢山いた。やはりこれはおに魂が人気番組であったことの証なんだなと。思えば、最初におに魂をすすめてきた二人もおに魂リスナーなんだよな。
なんと言うか、個人的におに魂は、NACK5版オールナイト日本だと思う(オールナイトじゃないけど)。やはりNACK 5の中でも知名度もあり歴史もあり人気も番組だったからというのが理由(そんなことを言ったらファンフラとかどうなるんだって話になってしまいますがね)。つまり、そんな番組が終わるというのは一大事っていうのは容易に理解できる。
現実を受け止められない自分がいるけど、いつも人生のそばにあった、おに魂が無くなったといつかは受け止めなきゃいけないと分かってるが。さよならは通過点だと分かってはいるが。
ともかく、今は14年間お疲れ様としか言いようがない。ラジオの、NACK5の魅力を教えてくれて本当にありがとうございました。お疲れ様でした、そしてこれからも新番組the魂も楽しみにします。
そして鬼ちゃんも本当にお疲れ様でした。静岡でやることになったThe魂の裏番組も、聴くかもしれませんね。もちろん聴くとしてもタイムフリーでですがね。
と、おに魂の思い出を振り返って綴ってみました。
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